亡くなった方の唇へ水を含ませているのを見たことがある方もいると思います。これは、末期の水と言い、昔からの風習ですが、どうして唇へ水を含ませるのかを知らない人が多いのではないでしょうか?そもそも末期の水とは、亡くなる寸前や、亡くなった後に、故人の唇(口)へ水をガーゼや脱脂綿に水を含ませ、口許を水で潤す行為です。方法としては、新しい脱脂綿もしくはガーゼを用意し、割りばしの先に固定するか、新しい筆の先に水を含ませます。そして、親族や兄弟、姉妹などの縁の深い者たちが順番に亡くなった方の唇につけ、口を潤していきます。
基本的な順番は次の通りす。
1.喪主
2.配偶者
3.子供
4.故人の両親
5.兄弟姉妹
6.子供の配偶者
7.孫
また、脱脂綿の代用品として、樒(しきみ)や菊の葉っぱや鳥の羽に水を付けて、使うこともあります。以前は、臨終の間際に行う事が多かったのですが、最近は亡くなった後に行うことが多いようです。水を口へ含ませる行為は‘末期の水をとる’や‘死に水をとる’という言い方をするので覚えておくといいでしょう。
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